箕島漁港 漁港施設整備工事　【平成19年度県債漁港施設 第6号-3】

［はじめに］

本設備の目的は、高潮及び津波による遡上の逆流防止です。
平成19年度県債漁港施設第6号-3箕島漁港漁港施設整備工事で水門設備の設計・製作・据付・現地試運転を行いました。

［設備の特徴］

■開閉装置
通常、ゲートは全開状態にあり、高潮及び津波の遡上防止の必要が生じた場合に、機側操作により閉運転を行います。

『自重降下機能』
通常操作は電動ですが、緊急時を考慮し『自重降下機能』を有しており、ファンブレ－キを設置しています。

『自家用発電機[自動切替機能]』
停電時の自重降下用にブレ－キ解放用電源として直流電源装置を設置、商用電源喪失時（停電）対策として『自家用発電機』を設けています。

施工方法
◎ハイブリットケ－ソン工法による水門設置
　※ハイブリットケ－ソン・・・鋼とコンクリ－トの合成構造物

[　弊社施工範囲外　]

1. ハイブリットケ－ソンを曳航
2. ハイブリットケ－ソンを沈設
3. ケ－ソン（鉄鋼）中にコンクリ－トを注入
4. 左右門柱（ピア）を打設

◎　海上施工

現地では仮締切が設けられていないため、海上施工にて据付を行います。
また、陸上部には水門近傍までの搬入路がないため、機材等の搬入は海上から行います。

［設備仕様］

［図面］

［現場風景］