銀杏木排水機場除塵設備改修工事
ゲート形式 | 除塵機 ロータリレ-キ式 |
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御発注者 | 九州地方整備局 様 |
工事期間 | 平成25年5月~平成26年3月 |
工事番号 | 56G-5019 |
本工事は老朽化した除塵設備の改修を行い、安全な排水機場として地域の皆様を守ることを目的としています。
更新した除塵機は、旧除塵機と比較して、塵芥の掻き揚げの能力が格段に向上し、故障しにくい型式へと変更しました。また、騒音についても低減されており、今後十数年、地域の皆様の財産を守るとともに、風景の一部として末永く稼働してきます。本工事にご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。
【工事内容】
下記設備の修繕並びに更新を行いました。
設備名 | 機械名 | 施工数量 | 施工内容 |
除塵設備 | 除塵機 | 2基 | 更新 |
水平コンベア | 1基 | 部品交換及び整備 | |
付属設備 | 鋼製架台 | 2基 | 更新 |
【製作状況】
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工場使用材料搬入
鋼材メーカーより購入した材料を工場納入後、基準値以内の品質を満足しているか検査します。この検査に合格した材料のみを製作材料として使用します。
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受注製作
通常の工場製作とは違い、全ての製品は個々の工事に一番適した図面を検討・作成してから製作します。この為、ほとんどの製品が手作りでの一品製作となります。
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段階確認(工場検査)
平成25年12月26日に、段階確認(工場検査)を行いました。
【施工状況】
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既設除塵設備管理運転
既設除塵設備撤去前に、既設除塵機の管理運転を行いました。
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撤去状況
スクリーン、レーキガイドの順序で既設除塵機を解体しながら撤去しました。
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2号除塵機据付
既設除塵機の撤去完了後、新しい除塵機を据付ます。写真は新しい除塵機の部品の一部です。これを水路内にクレーンで吊り込みながら組立ます。また新しい部品のほとんどがステンレス製となり腐食に強い除塵機に生まれ変わります。
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水平ベルトコンベア整備
本工事の施工範囲で水平ベルトコンベアの整備があります。水平ベルトコンベアとは除塵機で掻き出した塵芥を所定の位置まで搬送する機械のことです。この水平ベルトコンベアの整備内容は塗装塗り替えと消耗部品の取替です。複雑な部品は塗装前に取外しを行い高圧洗浄を行い塗装塗り替えを行っています。塗装塗り替えには耐水性に優れていて有害物質を使用していないタールフリーの塗料を使用します。
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1号除塵機据付
1号除塵機の吊り込み・組立がほぼ完了しました(写真右側水路設置の機械設備)。点検架台関係もほぼ組み上がりましたが、細かな機器調整には、意外に時間がかかります。
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店社安全パトロール
店社安全パトロールを実施しました。店社安全パトロールは、本工事で現場常駐し、施工管理にあたっている、現場代理人や工事担当とは、別の社員により行われる、現場巡視・点検活動です。
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機器据付完了
1号除塵機を据え付けるために設置していた、仮締切大型土嚢を撤去しました。水平ベルトコンベアの部品取り替え・組立も完了し、機器の据付は、ほぼ終了です。後は、機器設備へ電気を供給する、電気配管・配線の布設および設備全体の動作に問題か確認する、総合試運転を残すのみです。