新着情報
■ 日本最大級の津波対策水門が完成しました
2017年02月24日
和歌山下津港海岸(海南地区)は、南海トラフで発生する地震に伴う津波の襲来により、甚大な浸水被害が予測されています。当海岸の背後地域には、行政・防災中枢機能、世界的シェアを誇る高付加価値製品の製造企業群及び主要な交通施設が集積しており、津波襲来時は極めて甚大な被害が危惧されていることから、背後地の安全性の向上、住民の安全・安心を確保するために、国土交通省近畿地方整備局により水門設置や既設護岸の嵩上げなど大規模な津波対策事業が鋭意進められています。
豊国工業は、複数ある水門のうち1基目となる琴ノ浦水門の設備工事を行い、お陰様で無事に納入することができました。工事の際は、関係者及び近隣住民の皆様の深いご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。
【設備の特徴】
- 扉体の材質・・・耐食性に優れ、強度のある材料を採用しています。[SUS316LN]
- 扉体構造・・・先の震災の教訓を生かし、設備の破損が生じても内水排除ができる構造(フラップゲ-ト構造)としています。
- 開閉装置機能・・・動力に頼らず、迅速な閉塞を可能とする機能(自重降下機能)を採用しています。
《主要部材関連》
新日鐵住金ステンレス株式会社 様 [SUS316LN]